慢性腎臓病の早期発見に有用な「D-アミノ酸」を発見 血中および尿中のD-セリン同時測定が有効

いまや国民病ともいわれる慢性腎臓病(CKD)の早期診断には、血中に微量に存在するD-アミノ酸の一つ、「D-セリン」の測定が有用な可能性があることを、医薬基盤・健康・栄養研究所(大阪府)難治性疾患研究開発・支援センター長の木村友則氏らの研究グループが突き止めた。血中および尿中のD-セリンを同時測定するとCKDの早期診断に最も有効であったという。研究の詳細は「Scientific Reports」3月25日オンライン版に掲載された。
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9.11テロ現場の粉塵が前立腺がんリスクと関連か

2001年9月11日の米同時多発テロでは、世界貿易センター(WTC)ビルの倒壊で多量の有害な粉塵が周辺に巻き上がった。これまで倒壊現場で救助や復旧作業にあたった人では、粉塵を吸い込んだことによるさまざまな健康被害が報告されている。今回、米マウントサイナイ・アイカーン医科大学のWilliam Oh氏らが、倒壊現場の粉塵曝露が前立腺がんの発症と関連するという研究結果を「Molecular Cancer Research」6月号に発表した。
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「PPI長期使用で死亡リスク増」に新たな報告、米研究

胸やけの治療に広く用いられるプロトンポンプ阻害薬(PPI)を長期にわたり使用すると、心血管疾患や慢性腎臓病(CKD)、上部消化器がんによる超過死亡リスクが高まる可能性があることが、米ワシントン大学セントルイス校のZiyad Al-Aly氏らの研究で示された。研究の詳細は「BMJ」5月30日オンライン版に掲載された。
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蛋白尿とeGFR低値が認知機能低下と関連か 日本人高齢男性を分析、滋賀医大グループ

日本人高齢男性では、蛋白尿の存在と推算糸球体濾過量(eGFR)の低下はいずれも認知機能の低下と関連する可能性があることが、滋賀医科大学客員教授の藤吉朗氏(和歌山県立医科大学衛生学講座教授)らの研究グループによる横断研究で示された。これらの関連は、従来の循環器疾患危険因子とは独立して認められたという。詳細は「Journal of Epidemiology」5月25日オンライン版に掲載された。
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前立腺がんのホルモン療法で認知症リスク増

前立腺がんの男性は、男性ホルモンの働きを抑えて前立腺がん細胞の増殖を抑制するホルモン療法(アンドロゲン抑制療法;ADT)により性機能障害や骨量減少、心疾患、肥満などのリスクが高まることが報告されている。今回、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のKarl Tully氏らが実施した研究から、前立腺がんのホルモン療法を受けると認知症になるリスクが高まる可能性があることが示された。この研究結果は、米国泌尿器科学会(AUA 2019、5月3~6日、米シカゴ)で発表された。
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透析導入前でも皮膚の痒みに悩む慢性腎臓病患者は多い

慢性腎臓病(CKD)患者の多くは、透析を導入していなくても皮膚の痒みに悩まされていることが、米ミシガン大学アナーバー校のNidhi Sukul氏らにより報告された。詳細は「Clinical Journal of the American Society of Nephrology」4月11日オンライン版に掲載された。
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ビタミンD過剰摂取で急性腎不全、カナダの症例報告

日光を浴びると体内で合成されるビタミンDは、健康を保つのに必要不可欠な栄養素だ。しかし、サプリメントによる過剰摂取には注意すべきことを示唆するカナダ人男性の症例報告が、「Canadian Medical Association Journal(CMAJ)」4月18日オンライン版に掲載された。この男性は、極めて高用量のビタミンDサプリメントを摂取し、急性腎障害を来したという。
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女性の尿失禁には薬物療法よりも行動療法が有効?

尿漏れに悩む女性にとって、薬物療法よりも行動療法の方が症状改善に有効なことが、米ニューメキシコ大学女性泌尿器科のPeter Jeppson氏らが実施した研究から明らかになった。研究の詳細は「Annals of Internal Medicine」3月18日オンライン版に発表された。
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日本腎臓学会と日本糖尿病学会が専門医間の紹介基準を公表

日本腎臓学会と日本糖尿病学会はこのほど、専門医間の紹介基準を作成し、それぞれの学会ホームページで公表した。両学会は2018年2月に、かかりつけ医から専門医、専門医療機関への紹介基準を発表している。両学会は合同で「STOP-CKD宣言」を採択し、同基準を活用して専門医間の連携を密にすることで、糖尿病性腎臓病への対策を強化していくとしている。
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透析治療中のバイスタンダーCPR実施率は不十分、米研究

透析クリニックでは、治療中に心停止を来した患者に対するバイスタンダーによる心肺蘇生術(CPR)の実施率は不十分であることが、米デューク大学のPatrick Pun氏らの研究で明らかになった。詳細は「Journal of the American Society of Nephrology」2月7日オンライン版に掲載された。
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