脳年齢はパソコンやゲームで維持できる?

年齢を重ねても、パソコン操作やゲーム、社会参加などを通じて脳を活性化させていれば、記憶力の低下を回避できるかもしれない。そんな研究結果が、米メイヨー・クリニックの精神科医であるYonas Geda氏らにより示された。加齢に伴う記憶力の低下は、アルツハイマー病などの認知症の前段階にみられる軽度認知障害(MCI)の兆候の一つだ。しかし、Geda氏らによると、脳を働かせ続けることで明晰な状態を保つことができる上に、年齢に関係なく効果が得られるという。詳細は、「Neurology」7月10日オンライン版に発表された。
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遺伝的に高リスクでも健康的な生活で認知症は予防できる?

遺伝的にアルツハイマー病を発症する確率が高くても、健康的な生活習慣を心掛けることでそのリスクを下げられる可能性があることが、新たな研究から明らかになった。研究を行った英エクセター大学医学部のDavid Llewellyn氏らは「当然ながら、遺伝子を変えることはできない。だが、生活習慣の是正なら可能だ」と話している。この結果はアルツハイマー病協会国際会議(AAIC 2019、7月14~18日、ロサンゼルス)で発表され、論文は「JAMA」7月14日オンライン版に掲載された。
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血液検査で脳震盪からの回復期間を予測できる?

アスリートの中には、脳震盪から回復するのに長い時間を要する人がいるが、血液検査でそのような高リスク者を同定できる可能性があると、米ウィスコンシン医科大学のTimothy Meier氏らが「Neurology」7月3日オンライン版に発表した。受傷後に炎症性マーカーが急激に上昇した人では、脳震盪症状の持続期間がより長いことが分かったという。
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Ca拮抗薬でアルツハイマー病患者の脳血流量が改善

ありふれた降圧薬の一つであるCa拮抗薬を服用すると、軽度から中等度のアルツハイマー病患者では、記憶の形成や学習に重要な役割を担う脳の「海馬」の血流量が改善する可能性があることが、ラドバウド大学医療センター(オランダ)准教授のJurgen Claassen氏らの研究で示された。ただし、今回の研究では、このような海馬の脳血流量の改善がアルツハイマー病の症状改善をもたらすかどうかは明らかになっておらず、さらなる研究の実施が必要とされるという。研究の詳細は「Hypertension」6月17日オンライン版に掲載された。
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ダンス音楽フェスのストロボ光がてんかん発作の原因に

エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)フェスティバルの会場で、ある20歳の若者が初めててんかん発作を起こして意識を失った―。こんな症例はまれではないとする研究結果を、アムステルダム自由大学医療センター(オランダ)のNewel Salet氏らが「BMJ Open」6月11日オンライン版に発表した。強いストロボライトを発する夜間のEDMフェスに参加した観客では、日中のフェスに参加した観客に比べて、ストロボの光が原因でてんかんを引き起こす危険性が3.5倍に上ることが分かったという。
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虫垂切除でパーキンソン病リスクが高まる?

虫垂切除術を受けた患者は、受けなかった患者に比べてパーキンソン病を発症するリスクが高まる可能性があることが、米ケースウエスタンリザーブ大学のMohammed Sheriff氏らの研究で明らかになった。この研究結果は、米国消化器病週間(DDW 2019、5月18~21日、米サンディエゴ)で発表された。
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加齢による記憶力低下に「脳への磁気刺激」が有用か

車の鍵を置いた場所や朝食に食べた物を思い出せない―。年を取るにつれて、そんな物忘れが増えた人も、脳に磁気刺激を与えれば記憶力は回復するかもしれないことが、米ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部神経学のJoel Voss氏らによる小規模研究で示された。脳に磁気刺激を5日間与え続けた高齢者では、若年の対照群と同程度にまで記憶力が改善したことが分かった。詳細は「Neurology」4月17日オンライン版に発表された。
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痛みや不安を感じない女性、遺伝子変異が関与か

スコットランド人女性のJo Cameronさん(71歳)は、これまで痛みと無縁の生活を送ってきた。出産や骨折、切り傷、やけど、手術を経験したが、いずれも痛みや不安を感じることはほとんどなかったという。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のJames Cox氏らがこの女性の遺伝子を調べたところ、彼女が痛みを感じないのには2つの遺伝子変異が関与している可能性があることが分かった。この報告は「British Journal of Anaesthesia」3月27日オンライン版に発表された。
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頭部外傷による救急受診が女子で増加、米研究

米国では、脳震盪などの頭部外傷により緊急外来を受診する18歳未満の子どもは、男子では減少している一方で、女性では増加がみられることが、米疾病対策センター(CDC)のKelly Sarmiento氏らが実施した研究で明らかになった。調査結果の詳細は、CDCが発行する「Morbidity and Mortality Weekly Report」3月15日号に発表された。
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