活性型ビタミンDで透析患者の心血管疾患リスク低減せず 大阪市立大によるRCTで判明

ビタミンD欠乏とさまざまな疾病が関連するため、ビタミンD補充による疾病予防効果の有無が注目されている。血液透析患者は、腎不全に伴うカルシウムやリン代謝異常から生じる骨病変を減らすため「活性型ビタミンD製剤」を服用することが多く、骨ミネラル代謝以外への効果もあると考えられていた。しかし、血液透析患者が活性型ビタミンD製剤を服用しても心血管疾患の発症リスクは低下しないことが、大阪市立大学大学院血管病態制御学研究教授の庄司哲雄氏らの研究グループの検討で明らかになった。日本人の透析患者を対象としたランダム化比較試験であるJ-DAVID試験の結果で、詳細は「Journal of the American Medical Association(JAMA)」12月11日オンライン版に掲載された。
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アブラナ科野菜の摂取と大腸がん罹患は関連しない 約8万人の日本人男女を解析、JPHC研究

中年期以降の日本人の男女は、キャベツやブロッコリー、白菜などのアブラナ科の野菜を多く摂取しても大腸がんの罹患リスクは低減しない可能性があることが、国立がん研究センターなどの多目的コホート(JPHC)研究グループの検討で分かった。一方、がんによる食事の変化の影響を考慮して解析すると、女性ではアブラナ科野菜の摂取量が多いほど結腸がんリスクが低い傾向がみられたという。研究の詳細は「European Journal of Cancer Prevention」11月5日オンライン版に掲載された。
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認知機能の低下予防に野菜や果物の摂取が有効か

認知機能の低下を防ぐには、野菜や果物を多く摂取するのがよいようだ。約2万8,000人の男性医療従事者を20年間にわたり追跡した観察研究で、葉物野菜やオレンジ色または赤色の野菜、ベリー類、オレンジジュースを豊富に摂取している男性では認知機能の低下リスクを抑えられる可能性があることが示された。研究の詳細は「Neurology」11月21日オンライン版に掲載された。
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妊娠中の葉酸とビタミンB類摂取で子どもの問題行動リスク低減 愛媛大学などの研究グループ

妊娠中に母親が葉酸やビタミンB類を摂取すると、出生した子どもが5歳の時点で多動や情緒の問題、向社会的行動傾向が低いといった問題行動を呈するリスクが低減する可能性があることが、愛媛大学大学院疫学・予防医学講座教授の三宅吉博氏らの検討で分かった。詳細は「Nutritional Neuroscience」11月19日オンライン版に掲載された。
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緑茶カテキン血中濃度は脳卒中や心筋梗塞リスクと関連しない 約3万人の日本人男女を解析、JPHC研究

日本人の成人男女では、緑茶カテキンの血中濃度は脳卒中や心筋梗塞などの虚血性心疾患のリスクと関連しない可能性があることが、国立がん研究センターなどによる多目的コホート(JPHC)研究から明らかになった。ただ、喫煙習慣のない男性では、緑茶カテキンの一種であるエピガロカテキン3ガレート(EGCG)の血中濃度が高いほど脳卒中リスクは低いことが分かったという。詳細は「Atherosclerosis」10月号に掲載された。
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オーガニック食品はがん予防に有用か

化学肥料や農薬を使用しないオーガニックの果物や野菜は高価だが、それだけの価値があるようだ。ソルボンヌ・パリ・シテ大学(フランス)のJulia Baudry氏らの研究から、オーガニック食品の摂取頻度が高いほどがんに罹患するリスクが低い可能性があることが分かった。詳細は「JAMA Internal Medicine」10月22日オンライン版に掲載された。 “オーガニック食品はがん予防に有用か” の続きを読む

コーヒー摂取は酒さ予防につながる?

コーヒーを摂取すると酒さと呼ばれる炎症性皮膚疾患の予防に有用な可能性があることが、新たな研究で示された。酒さの人は、カフェイン入りの飲料や熱い飲み物など皮膚の血管を拡張させる食品は避ける方がよいというのが長年の常識であったが、今回はそうした考えに反する結果が得られたという。研究の詳細は「JAMA Dermatology」10月17日オンライン版に掲載された。 “コーヒー摂取は酒さ予防につながる?” の続きを読む

魚の摂取量と大動脈疾患による死亡リスクが関連か 国立がん研究センターなど

魚をほとんど食べない人は、大動脈解離や大動脈瘤などの大動脈疾患による死亡リスクが高い可能性があることが、国立がんセンターや筑波大学らの共同研究グループの検討で明らかになった。魚の摂取頻度と大動脈疾患による死亡との関連を疫学的に検討した研究は世界初。魚を月に1~2回程度摂取していれば大動脈疾患で死亡するリスクは上昇しない可能性も示されたという。詳細は「Clinical Nutrition」8月16日オンライン版に掲載された。 “魚の摂取量と大動脈疾患による死亡リスクが関連か 国立がん研究センターなど” の続きを読む