家屋が全壊した被災者は、長期にわたり心血管疾患リスクが上昇 東日本大震災の追跡研究

東日本大震災のために津波で家屋が全壊した被災者は、2年半が経過した時点でもメタボリックシンドロームなどの心血管疾患リスクの悪化が続いていることが分かった。米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院社会行動科学科の芝孝一郎氏らが行った震災後追跡研究によるもので、「American Journal of Epidemiology」6月号に掲載された。
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母乳摂取改善で新生児に舌や唇の手術、米で過剰に実施か

米国では、母乳を飲みやすくすることを目的とした新生児への舌と唇の手術が過剰に行われている可能性が高いことが、米マサチューセッツ眼科・耳鼻咽喉科(Massachusetts Eye and Ear)小児気道・発声・嚥下センターのChristopher Hartnick氏らの研究から明らかになった。この研究結果は「JAMA Otolaryngology-Head & Neck Surgery」7月11日オンライン版に発表された。
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航空救急搬送の費用負担は「1回で4万ドル」、米研究

ヘリコプターなどの航空機を用いた救急搬送は、唯一の救命手段になり得る場合がある。しかし、米ジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のGe Bai氏らが実施した研究から、こうした航空救急(air ambulance)には1回当たり約4万ドル(約430万円)もの高額な費用負担が求められている米国の実態が浮き彫りになった。この研究結果は「Health Affairs」7月1日オンライン版に発表された。
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腸内細菌サプリが肥満者の健康向上に有益?

腸内細菌サプリメントが糖尿病や心疾患リスクが高い人に有益である可能性が、ルーヴェン・カトリック大学(ベルギー)のPatrice Cani氏らの研究により示された。過体重または肥満を有するメタボリックシンドロームの人が、アッカーマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)という腸内細菌のサプリメントを3カ月間摂取したところ、プラセボを摂取した人に比べ体重が減少したほか、総コレステロール値やインスリン感受性も改善したという。詳細は「Nature Medicine」7月1日オンライン版に掲載された。
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大豆は長期的に心疾患リスクを低減する、メタ解析

米食品医薬品局(FDA)は近々、「大豆は心疾患リスクの低減に有用」とする長年にわたって認めてきた健康表示(ヘルスクレーム)を取り消す可能性があるとみられている。しかし、トロント大学(カナダ)内科教授のDavid Jenkins氏らはこのほど、メタ解析から、大豆は長期的に心臓の健康に有用とする説を支持する結果が得られたことを「Journal of the American Heart Association」6月27日オンライン版で報告した。
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心疾患、若年成人では減少が認められず

冠動脈疾患は過去20年にわたり減少傾向にあるが、若年成人では冠動脈疾患の罹患率が減少していないことが、新たな研究により示された。研究を行ったブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)のLiam Brunham氏らは、肥満、糖尿病、高血圧の若年成人が増えていることが原因ではないかとしている。研究の詳細は、「Journal of the American Heart Association」7月8日オンライン版に掲載された。
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「急性弛緩性脊髄炎」の流行シーズン目前、米CDCが注意喚起

急性弛緩性脊髄炎(acute flaccid myelitis;AFM)と呼ばれるポリオに似た疾患の“流行シーズン”を目前に控え、米疾病対策センター(CDC)が全米の医師に注意を喚起している。CDCが発行する「Morbidity and Mortality Weekly Report」7月12日号に発表された報告書によると、米国では2018年、41州で233人がAFMに罹患し、史上最悪の罹患者数を記録した。CDCによれば、AFM症例の報告は8月から10月に急増するため、今から警戒しておく必要があるという。
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血液検査で脳震盪からの回復期間を予測できる?

アスリートの中には、脳震盪から回復するのに長い時間を要する人がいるが、血液検査でそのような高リスク者を同定できる可能性があると、米ウィスコンシン医科大学のTimothy Meier氏らが「Neurology」7月3日オンライン版に発表した。受傷後に炎症性マーカーが急激に上昇した人では、脳震盪症状の持続期間がより長いことが分かったという。
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緑茶摂取が2型糖尿病リスクの低減に有用か 九州大、久山町研究から

緑茶成分のL-テアニンの代謝産物であるエチルアミンの血清濃度が高い人は、2型糖尿病になりにくい可能性があることが、福岡県久山町の住民を対象とした大規模疫学調査、久山町研究から明らかになった。九州大学大学院衛生・公衆衛生学教授の二宮利治氏らが「Diabetes Care」7月号に発表した。
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今の気分を知らせる「リストバンド」を開発、英大学

着用する人の気分によって色が変化する指輪「ムードリング」が1970年代に流行したが、長い年月を経た今、同じ系統のハイテク技術を組み込んだリストバンドが開発されたことが、デザイニング・インタラクティブ・システム学会(DIS 2019、6月23~28日、米サンディエゴ)で報告された。このリストバンドは、気分障害に苦しんでいる患者の助けとなる可能性があるとして期待が寄せられている。
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