食事由来の抗酸化能と2型糖尿病発症との関連は? JPHC研究

ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質を多く摂取すると、酸化ストレスが低下し、2型糖尿病になりにくいとの報告がある。しかし、今回、食事由来の抗酸化能が高くても糖尿病の予防にはつながらないとする研究結果を、国立がん研究センターなどの多目的コホート(JPHC)研究グループが「Nutrition」3月29日オンライン版に発表した。
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9.11テロ現場の粉塵が前立腺がんリスクと関連か

2001年9月11日の米同時多発テロでは、世界貿易センター(WTC)ビルの倒壊で多量の有害な粉塵が周辺に巻き上がった。これまで倒壊現場で救助や復旧作業にあたった人では、粉塵を吸い込んだことによるさまざまな健康被害が報告されている。今回、米マウントサイナイ・アイカーン医科大学のWilliam Oh氏らが、倒壊現場の粉塵曝露が前立腺がんの発症と関連するという研究結果を「Molecular Cancer Research」6月号に発表した。
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2型糖尿病患者に積極的な降圧治療が有効

積極的な降圧治療により血圧が130/80mmHg以下に維持されている2型糖尿病患者では、死亡リスクや、心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントの発症リスクが低下することが、アイルランド国立大学ゴールウェイ校教授のJohn W. McEvoy氏らの研究から明らかになった。研究の詳細は「Hypertension」6月号に掲載された。
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落とした財布は中の現金が多いほど戻りやすい?

「他人は信用できない」という人は、この研究結果に驚くかもしれない。チューリッヒ大学(スイス)のChristian Zund氏らが世界40カ国で実施した実験から、国や地域を問わず、拾った財布に現金がたくさん入っていると、持ち主に返そうとする人が多いことが分かった。実験では、現金が全く入っていないか、少しだけ入っている財布よりも、多額の現金が入っている財布の方が、財布が持ち主に戻ってくる確率が高いことが示された。また、国別に見ても40カ国中38カ国で同様の結果が得られたという。この研究結果は「Science」6月20日オンライン版に発表された。
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医学生のスマホは院内感染の温床?

スマートフォンなどの携帯電話は、今や医療現場で欠かせないアイテムの一つとなっている。しかし、医療現場で使用される携帯電話は院内感染の原因となり得ることが、ウエスタン・サンパウロ大学(ブラジル)教授のLizziane Kretli Winkelstroter氏らが実施した研究で示された。同大学の医学生が使用する携帯電話から得たサンプルの40%で、院内感染の主な原因となる黄色ブドウ球菌が見つかったという。この研究の詳細は、米国微生物学会(ASM Microbe、6月20~24日、米サンフランシスコ)で発表された。
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凍結精子は宇宙でも問題なく生き延びる、スペイン研究

宇宙で生殖補助医療を受けられるようになる日が、少しだけ近づいたかもしれない―。凍結保存されたヒトの精子は、宇宙空間と同じような重力環境にさらされても、地球上で保管された場合と同様の機能を保てることが、デシェウス・ウイメンズ・ヘルス(スペイン)のMontserrat Boada氏らの研究で示された。同氏らは「ヒトの精子を安全に宇宙空間に運び出し、宇宙に精子バンクを作ることもできるのではないか」と期待を示している。この研究結果は、欧州ヒト生殖医学会(ESHRE 2019、6月23~26日、オーストリア・ウィーン)で発表された。
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スタチンでがん放射線療法後の脳卒中リスクが低下

がん治療のため、胸部や頭頸部に放射線療法を受けると、血管が傷害されて脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが増大するとされる。しかし、マギル大学ヘルスセンター(カナダ)のNegareh Mousavi氏らが実施した研究で、放射線療法後にスタチンを服用すると、その後の脳卒中リスクが低減する可能性があることが示された。研究の詳細は「Journal of the American Heart Association」7月2日号に掲載された。
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男性は肥満がなくても脂肪肝に注意? 脂肪肝があるとインスリン抵抗性になりやすい、順天堂大

日本人男性は肥満でなくても、脂肪肝があると筋肉のインスリン抵抗性を来し、糖尿病になりやすい―。こんな研究結果を、順天堂大学大学院代謝内分泌内科学・スポートロジーセンター准教授の田村好史氏らが「Journal of the Endocrine Society」5月20日オンライン版に発表した。一方で、内臓脂肪が蓄積していても、脂肪肝がなければインスリン抵抗性はみられないことも分かった。同氏らは「生活習慣病の予防対策では、脂肪肝に着目した取り組みも重要だ」と話している。
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