ビタミンB12欠乏症に注意、メトホルミンなどの薬剤も影響

身体の健康を保つのに必須な栄養素であるビタミンには、これまで13種類が確認されている。このうち「ビタミンB12」は認知度が低く、見落とされがちだが、DNA合成や赤血球の生成を助けたり、神経の機能を正常に保つのに重要な役割を果たしている。成人や10歳代の若者は、ビタミンB12を1日に2.4μg摂取することが推奨されているが、これほどわずかな量でも摂取量に足りていない人は多いとされる。
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失明につながる「眼の帯状疱疹」が増加、米研究

幼少期にかかった水疱瘡(水ぼうそう)のウイルスは、体内に長年潜んでいた後、加齢などで免疫力が低下すると再び活性化し、帯状疱疹の発症につながる。帯状疱疹が眼にできると失明を引き起こす可能性があるが、米ミシガン大学ケロッグ眼センターのNakul Shekhawat氏らが行った研究から、米国では2004年以降、眼部の帯状疱疹の発症率が3倍に増加したことが分かった。この研究結果は、視覚と眼の研究会議(ARVO 2019、4月28日~5月2日、カナダ・バンクーバー)で発表された。
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「在宅心リハ」は優れた選択肢、専門団体が声明

心筋梗塞などの心疾患後の回復を促す心臓リハビリテーション(心リハ)を患者の自宅で行う「在宅心リハ」に関する声明を、米国心臓協会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)、米国心臓・呼吸器リハビリテーション協会が合同で作成し、それぞれの学会誌で発表した〔「Circulation」、「Journal of the American College of Cardiology」(いずれも5月13日オンライン版)および「Journal of Cardiopulmonary Rehabilitation and Prevention」(5月10日オンライン版)〕。声明では、在宅心リハは一部の患者に有益な可能性がある一方で、保険でカバーされていないなどの理由で多くの患者が受けられていない現状が指摘されている。
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米国でA型肝炎患者の報告数が急増、CDC調査

米国では、A型肝炎患者の報告数が2013~2015年に比べて、2016~2018年には294%急増したことが、米疾病対策センター(CDC)肝炎ウイルス部門のMonique Foster氏らの調査で明らかになった。A型肝炎ウイルスへの感染はワクチン接種により予防できるが、薬物乱用者とホームレスを中心に感染例の増加がみられているという。調査の詳細は、CDCが発行する「Morbidity and Mortality Weekly Report」5月10日号に発表された。
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60万人以上の未成年者の親が「オピオイド依存」、米研究

米国では、18歳未満の子どもを持つ親のうち60万人以上がオピオイド鎮痛薬による薬物依存を抱えているという実態が、米シンクタンク、アーバン・インスティテュートのLisa Clemans-Cope氏らの研究で明らかになった。これは未成年者の親のほぼ1%に相当し、そのほとんどは治療を受けていないことも分かった。さらに、約400万人の未成年者の親はアルコール依存などの物質使用障害を抱えており、精神疾患を併存している人も多かったという。研究の詳細は「Annals of Family Medicine」5月/6月号に掲載された。
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発酵食品の摂取頻度が高いほど早期早産になりにくい? 富山大調査

早産リスクの低い日本人女性は、妊娠前に味噌汁やヨーグルト、納豆などの発酵食品を食べる頻度が高いと妊娠34週未満の早期早産になりにくい可能性があることが、富山大学附属病院産科婦人科の伊藤実香氏らの研究で明らかになった。研究は、子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)の一環で、特に、妊娠前に味噌汁を週に1日以上飲んでいた女性で早期早産のリスクが低い傾向がみられたという。詳細は「Environmental Health and Preventive Medicine」5月1日オンライン版に掲載された。
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「グルコサミン」サプリ摂取で心血管疾患リスク減?

関節痛の症状軽減を期待して「グルコサミン」のサプリメントを使用する人は多い。米テュレーン大学肥満研究センターのLu Qi氏らの研究で、グルコサミンのサプリメントを習慣的に摂取すると、心血管疾患(CVD)の発症リスクの低減にもつながる可能性があることが示された。46万人を超える英国人を対象に分析した結果、グルコサミンのサプリメントを習慣的に摂取する人では、摂取しなかった人に比べて全てのCVDリスクが15%低いことが分かったという。研究の詳細は「BMJ」5月14日オンライン版に発表された。
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たまの食べ過ぎなら健康への影響はない?

普段から健康的な食生活を送っている人は、たまに食べ過ぎる程度であれば、身体はすぐに適応して元に戻りやすいことが、ディーキン大学(オーストラリア)身体活動・栄養学研究所准教授のGlenn Wadley氏とDale Morrison氏らが行った研究から示唆された。詳細は「American Journal of Physiology-Endocrinology and Metabolism」4月9日オンライン版に発表された。
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虫垂切除でパーキンソン病リスクが高まる?

虫垂切除術を受けた患者は、受けなかった患者に比べてパーキンソン病を発症するリスクが高まる可能性があることが、米ケースウエスタンリザーブ大学のMohammed Sheriff氏らの研究で明らかになった。この研究結果は、米国消化器病週間(DDW 2019、5月18~21日、米サンディエゴ)で発表された。
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「耳装着デバイスからの電気刺激」が心房細動治療に有用か

小さなデバイスを1日1時間、耳に装着するだけで、不整脈の一種である心房細動をコントロールできる―。そんな治療法が現実となる日は近いかもしれない。米オクラホマ大学健康科学センター准教授のStavros Stavrakis氏らが実施した小規模な早期臨床試験で、耳に装着するクリップ型の弱い電流を放出するデバイスを用いた治療の有効性と忍容性が確認された。この試験結果は、米国不整脈学会(HRS 2019、5月8~11日、米サンフランシスコ)で発表された。
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