幹線道路の近くに住むと子どもの発達遅延リスク増、米研究

幹線道路の近くに住むと、子どもの発達遅延リスクが高まる可能性があることが、米国立衛生研究所(NHI)傘下の米国立小児保健発達研究所(NICHD)に所属するPauline Mendola氏らによる研究で明らかになった。また、母親が妊娠中に自動車関連の大気汚染物質(PM2.5)に高レベルで曝露すると、その子どもには発達に遅れがみられるリスクがわずかに高いことも分かった。研究の詳細は「Environmental Research」4月8日オンライン版に掲載された。
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「ヨガは心臓の健康に良い」を科学的に証明、AHA

心血管の健康を保つには、日頃の運動が欠かせない。これまで長きにわたり、運動の中でも有酸素運動は心血管の健康状態の改善や気分の向上、活力の増進などに利点があるとされてきた。一方、米国心臓協会(AHA)は、一部の研究では心身に働きかける「ヨガ」においても血圧や脂質の値を下げ、ストレスの軽減、肥満度の改善など心血管の健康増進に有効性が示されているとし、そのエビデンスについてまとめている。
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「添加糖分」表示で心疾患や糖尿病が大幅減の可能性

米食品医薬品局(FDA)は2016年、包装された全ての食品や飲料の栄養成分表示に「添加糖分(added sugar)」を加えることを義務づける改正案を発表した。その効果を米タフツ大学栄養科学政策学部のRenata Micha氏らが試算したところ、この改正により、2018年から2037年にかけて35万件以上の心血管疾患と約60万件の2型糖尿病を予防できる可能性が示された。研究の詳細は「Circulation」4月15日オンライン版に発表された。
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2型糖尿病のインスリン抵抗性とアルツハイマー病の関係は? これらをつなぐ機序の一端を解明、東大研究グループ

2型糖尿病はアルツハイマー病のリスク因子として知られているが、これらを関連づける機序の一端が、東京大学大学院医学系研究科神経病理学分野教授の岩坪威氏と同大学認知症先進予防治療学の若林朋子氏らの研究グループにより明らかになった。アルツハイマー病の発症には、糖尿病に伴うインスリン抵抗性が重要な鍵となるが、高脂肪食などの食事でインスリン抵抗性が生じると、脳内アミロイドβ(Aβ)の除去速度が低下して、その蓄積が増える可能性があることを突き止めたという。研究の詳細は「Molecular Neurodegeneration」4月12日オンライン版に掲載された。
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LDL-C値は低すぎても有害? 出血性脳卒中リスク増の可能性

悪玉コレステロールと呼ばれるLDL-コレステロール(LDL-C)値は、低いほど健康に良いと考えられているが、過度に下げすぎてはいけないようだ。米ハーバード大学医学部のPamela Rist氏らが行った研究で、LDL-C値が70mg/dL未満に低下した女性では、出血性脳卒中の発症リスクが高まる可能性があることが示された。研究の詳細は「Neurology」4月10日オンライン版に掲載された。
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職場のウェルネスプログラムの効果は?

近年、従業員の健康増進や疾患予防を目的とした職場のウェルネスプログラムが人気を集めている。米ハーバード大学医学大学院のZirui Song氏らは、ある米大手企業の従業員を対象に、プログラムの有効性を検討するためランダム化比較試験を実施。その結果、プログラムの導入後に、一部の従業員では生活習慣の改善がみられたものの、短期的には、全般的な健康状態の改善や会社の収益に大きなベネフィットをもたらさなかったことが報告された。研究の詳細は「Journal of the American Medical Association(JAMA)」4月16日オンライン版に掲載された。
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病院の垣根を越えた活動で健康的な食生活を推進、AHA

米トーマス・ジェファーソン大学に通うTerry Gao氏(24歳)は、医学部3年生のときに病院で研修を受けた際に、何度も病院に戻ってくる心臓病や糖尿病などの多くの患者に遭遇した。この経験から、こうした生活習慣病には食生活の影響が大きいことを学んだが、同時に、食生活や栄養の大切さを患者に伝えることの難しさも実感したという。その後、同氏は、「病院の垣根を越えて近隣地域に健康情報を届ける」ことをミッションに掲げる米ジェファーソン健康デザイン研究所の活動に共感し、大学を1年間休学して研究員として働いた。その経験談について、米国心臓協会(AHA)の取材班に語った。
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気候変動で花粉症の有病率が高まる?

最近、アレルギー症状が出る時期が早まった、あるいは症状が長引くようになったと感じていたら、その感覚は正しいかもしれない。米メリーランド大学応用環境医学准教授のAmir Sapkota氏らの研究から、気候変動によって季節にずれが生じ、例年より3週間以上も早く春が訪れた地域では、花粉症の有病率が14%高まることが明らかになった。同氏は「気候変動は生態系に影響を与え、その影響はわれわれの健康にも及んでいる」としている。この研究結果は「PLOS ONE」3月28日オンライン版に発表された。
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異物誤飲による乳幼児の救急外来受診、米で1990年代から倍増

米国では、毎日、約100人の乳幼児が玩具の部品や電池、磁石などの異物誤飲により救急外来を受診しており、その件数は1990年代半ばから2015年までに倍増したことが、米ネーションワイド小児病院のDanielle Orsagh-Yentis氏らの研究で明らかになった。研究の詳細は「Pediatrics」4月12日オンライン版に掲載された。
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中年期の心拍数75回/分以上で早期死亡リスク倍増?

中年期の安静時心拍数が、正常範囲内(50~100回/分)でも1分当たり75回を超える男性では、55回未満の人と比べて早期死亡リスクが約2倍に高まる可能性があることが、ヨーテボリ大学(スウェーデン)サールグレンスカ・アカデミーのSalim Bary Barywani氏らの研究で明らかになった。この研究では、50~60歳の間に心拍数が経時的に増加した男性では、死亡リスクや心血管疾患の発症リスクが高まることも分かったという。研究結果の詳細は「Open Heart」4月15日オンライン版に発表された。
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